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プロフィール
HN:
villa ROSSOスタッフ一同
年齢:
18
性別:
非公開
誕生日:
2005/09/05
職業:
イタリアンレストランバー
趣味:
美味な物
自己紹介:
ここは大阪北新地。
villa ROSSO=赤い別荘。
ゆっくり、美味しく、楽しく、食事をしてもらうため
私たちは日々、考えます。
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とうとう、寒波が到来だそうです。

風邪をひかぬよう、お店にもうがい薬が採用されました。(買ってきただけですが)


些細でも、大切なことですね。

田中です。



∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

ヌーボーは明日解禁! ワクワク。
19,20日はお席が少なくなってますよ。

ヌーボー記事はこちら

*****************************************************

そして、少しづつ、クリスマスの季節が。。。
ここ数年は早いですね。それについていくのも必死です。

期間
12月21~25日
コース
①クリスマスコース¥10,000
②ナターレコース¥7,500(21,22,25日のみ)


23日、24日はかなりご予約が殺到するかと思います。
ご注意下さい。

詳しくはぐるなびページをご覧下さい。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@



さて、前回の引き続き、、、ということで、ディープな世界を。

世界の自然派の流れというのは、
元はオーストリアから始まります。

オーストリアの栽培学者が提唱した、「ビオディナミ」が少しづつ
一部で理解され、採用され、世界的に広まっていきました。

でもやはり、「ビオディナミ」というのは、哲学的で、どこか神秘的な
要素があるので、一部では宗教のように嫌う人もいるようです。

ロマネコンティなんかは完全にビオディナミです。

なので、「ビオディナミ」までやらなくても。。。という人が採用しているのが、
「減農薬」「ビオロジック」といわれるものです。
これは「より自然に」という言い方が良いと思いますが、
科学で証明できない、神秘的といわれる行為を排除し、合理的に良いと思われる事を
自然にする事におもきを於いて栽培するという手法です。



簡単に言うと、
化学肥料を使うんだったら、自然に出来るモノ(枯れた草花や動物の糞などで作った肥料)を撒く。
とか、アブラムシとかは鴨に食べさせるとか。
科学とか人工的なものは使わないというものです。


で、

本題ですが、

自然派という、有る意味「新しい手法」
逆に言うと、「原点回帰」という事が現代で行われているのですが、

イタリアの一部の生産者は全く逸脱した手法をとっているのです。
それがアンフォラ。

c9b18a1e.jpeg





日本語で「壺」なのですが、想像しているものよりはるかに大きく、
それは、壁画なんかに描かれているような、古代のモノです。


その醸造方法は科学的な考えの方達から見れば、
そんな方法で、良いワインが出来るわけがないとおっしゃるでしょう。

(ほぼ放置する様な作り方ですので。)

でもやはり飲めば証明してくれます。


世に言う、低収量、厳格な選果が云々だとか言いますが、
そんなこと、当たり前で、そこからどうするかも大切な問題になります。



  でもこのアンフォラ、ホントに普通では考えられません。

①発酵させるとき、皮ごと一緒に発酵させます。(白も)
②熟成させるとき、特に必ずしも満タンにはしておきません。
③アンフォラでは樽の香りがつきません。
④特に発酵、熟成中、温度管理はしません。(出来ないのか?)


それぞれ、なぜ普通ではないかと言うと、

①果皮ごと発酵させると、余分なタンニンやえぐみなんかも出てしまう。
②空気に触れていると、そこから酸化が始まります。(鉄で言う、サビ)
③樽はワインに深みや複雑さを与えるといいますが。。。
④普通は温度管理をして、発酵などをコントロールしたりします。


でもその素晴らしさは、フランスでもアメリカでもないんです。
この、アンフォラの深み、凝縮感、葡萄の存在感、何ともいえません。
イタリアでも数少ない、アンフォラを使用する生産者。
グラヴナー
ラモレスカ
コーネリッセン
ジオットビーニ


いずれも、え?と思わせる凝縮感、喉ごしの良さ。
酸化してそうでしてない、時間がたっても、酸化しにくい。
独特な個性はあるものの、
このアンフォラの生産者が増えていくのは目に見えているが、やはりまだ技術や
それぞれの人のキャリアが少ない為、早くはない。

かなりハイレベルなんだけど、とっつきにくいですよね。


経験上で言うと、すごいですよ。
気になっている方は飲んでください。
ここから新たな世界が始まっていくのは間違いないと思います。


モンラッシェもいいけど、アンフォラのワインもいいよね。
そんな言葉を聞いてみたいです。


無理か?!   田中でした。
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